失敗しない米粉とは？選び方とおすすめ米粉5選をご紹介

「米粉パンが膨らまない」「餅のようになってしまう」とお悩みの方はいませんか？

米粉パン・お菓子作りの失敗を防ぐには、「吸水率が低い米粉」を選ぶ必要があります。

この記事では、米粉の「吸水率」の見極め方や、パン・お菓子作りおすすめの米粉もご紹介します。

ぜひチェックしてみてくださいね！

米粉は買ったけどうまく膨らまない？発酵にお悩みの方はこちらをチェック

米粉の吸水率とは？

米粉に水を加えると、とろみがつきます。

これは、米粉が水を吸う（＝吸水する）ためです。

米粉はメーカーによって、吸水率が変わります。

メーカーによって、使用する米の品種や製粉技術はさまざま。

米粉は、品種は製粉の仕方によって、水の吸い方に変化があります。

水を多く吸う米粉は「吸水率が高く」、あまり水を吸わない米粉は「吸水率が低い」です。

米粉の吸水率をチェックしてみよう！

お手持ちの米粉は、「吸水率が高い」でしょうか？「吸水率が低い」でしょうか？

米粉10gに、同量の水を足して「吸水率」をチェックしてみましょう！

お手持ちの米粉はどちらのタイプでしたか？

＞動画で吸水率をチェック！YouTube：失敗しない米粉パンのための【米粉の選び方】

パンやお菓子作りには、吸水率の低い米粉がおすすめ！

「吸水率の低い米粉」は、水をあまり吸わないため、軽い食感のパンやお菓子に仕上がります。

対して、「吸水率の高い米粉」をパン作りに使用すると、どんどんと水を吸ってしまうので重く、もっちりと餅状に仕上がります。

パンやお菓子作りには、吸水率の低い米粉がおすすめです。

米粉は使用したいレシピにあわせて、使い分けましょう。

パンやお菓子作りにおすすめ！失敗しにくい米粉5選

ここからは、私がよく使う「吸水率の低い米粉」を５種類ご紹介します。

ちなみに、製菓用でもパン作りは可能です。

ただ、製菓用の方がパン用よりもキメが細かいものが多く、水の吸い方や甘みの感じ方、弾力が多少異なるものがあります。

パン作りをメインにされる方は、パン用の購入がおすすめです。

＞詳しくはこちら「パン用とお菓子用は何が違うの？仕上がりを比べてみた」

熊本製粉 パン用ミズホチカラ

アミロースが多いため膨らみやすく、食パン作りにおすすめです！

小袋タイプもあるので、初めて米粉パン作りにチャレンジしたい方や、少しずつ使ってみたい方は手に取りやすいですね。

富澤商店 パン用ミズホチカラ

たっぷり2.5kg入っているのでコスパよし！

たくさん作りたい方へおすすめです。

富澤商店 製菓用ミズホチカラ

製菓用に作られた吸水率の低い米粉。

シフォンケーキや口溶けのいいお菓子を作りたい方におすすめです。

小麦に比べてダマになりにくく、上品なお菓子が楽しめますよ！

共立食品 米の粉

きめ細かく、口どけの良さが特徴です。

大型スーパーなどで購入できることもあります。

お菓子作りはもちろん、お好み焼きなどお料理にも万能です。

D’sTs×えこころ米粉

D’sTs販売会社さんとコラボし、製菓用の米粉「えこころ米粉」を監修させていただきました。

ミズホチカラと国産米粉を独自にブレンドし、米粉に特化した製粉工場で作っています。

こだわりポイントは、「甘さ」と「キメの細かさ」。

軽い食感の米粉のお菓子作りにおすすめです。

「えこころ米粉」を使った専用のお菓子レシピも、ぜひチェックしてくださいね。

ちょっと気をつけて！「パン用米粉」でも吸水率が違う？

注意が必要なのが、パッケージに書かれている商品名です！

【注意】パン用と記載されていても、「吸水率の高い」米粉があります

上の写真は、どちらもパン用ミズホチカラです。

ただし、左の方がとろみが強く、右の方がサラサラなのがお分かりですか？

メーカーによって吸水率は微妙に変わるため、失敗しないためにはレシピと同じメーカーの米粉を使いましょう。

吸水率の高い米粉を買ってしまったら？

もしわからず、パンやお菓子作りように吸水率が高い米粉を買ってしまったらどうしたらいいでしょう？

吸水率の高い米粉は、お料理のとろみづけにとても便利。

小麦粉よりもダマになりにくいため、ホワイトソースなど簡単に作れます。

もっちりした食感を出せるため、もちもちのパンケーキやドーナツなどのお菓子作りに使ってもいいですよ！

パンやお菓子作りには、吸水率が低い米粉を使おう！

いかがでしたか？

米粉は粒の細かさや均一さによって、吸水率が変わります。

吸水率が変わると、レシピ通りの米粉を使っても生地の硬さが大きく変わってしまいます。

まずはレシピと同じ米粉を使用し、米粉パンやお菓子作りの失敗を防いでくださいね。