米粉パンが膨らまない?考えられる7つの原因

米粉パンを作ってみたのだけど、上手く膨らまなくて…どうして?

えこころ
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米粉パンが膨らまない理由はいくつかあります!

1つずつチェックしてみましょう!

米粉パンが膨らまない7つの原因

米粉パンが膨らまない?

米粉パンが膨らまない原因が1つの場合もあれば、いくつか重なっている場合もあります。

1. 吸水力の高い米粉を使用している

「パン用米粉」と記載されているものでも、吸水力が高く、(レシピによって)パン作りに向かない米粉もあります。

吸水力が高い米粉は、水分をどんどん吸って、ベタベタとお餅のように重くなります。レシピと仕上がりが異なる場合は、米粉の種類をチェックしてみましょう。

さらに米粉パンの膨らみで重要なのが、アミロースです。

アミロース量が多いとパンの骨格がしっかりし、膨らみやすく高さがでます

アミロース量が多い米粉として有名なのが、ササニシキ系統の「ミズホチカラ」です。

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食パンのようにしっかり膨らませたい場合は、「パン用ミズホチカラ」を使用すると失敗が少ないですよ。

こちらの「米粉の選び方を徹底解説」もチェックしてみてくださいね▼

2 仕込み水の温度が低い

温度が低い

特に冬場に気をつけたいのが、水の温度です。水温が低いとイーストの働きは鈍く、発酵時間は長くかかります。

プラス5〜10分延長すればいいのでは?と思われる方もいるでしょう。しかしわずかな水温差により、発酵時間は2〜3倍ほど長くなります。

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イーストが働きやすいのは、35-40度です。体温もしくは体温より少し温かめですが、慣れないうちは料理用の温度計で測るようにしましょう

用意した仕込み水は時間が経つと冷めます。粉に水を加える前に冷めてしまった場合は、温め直してくださいね。

3 水温が高すぎる

2とは逆に、水温が高すぎる場合も要注意です。イーストは高温すぎる環境だと、働きにくくなります。

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温めすぎてしまった場合は、必ず適温に冷めるまで待ってからイーストに加えてくださいね。

4 イーストが古い

イーストが古い

イーストは保存状態によって劣化し、威力が衰えます。たとえ消費期限内であっても、開封して時間が経つものを使用すると、膨らみにくい場合があります。

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イーストは開封したらしっかり密閉し、冷蔵庫で保存します。一度開封したものは、できる限り早めに使い切りましょう。

パン作りを頻繁にされない方は、小分けタイプがおすすめです。3gずつ分かれているので、計量する手間も省けますよ。

5 オーブン庫内の温度が低い

オーブンの庫内温度が低い

お使いのオーブンメーカーや劣化によって、庫内が充分に温まっていない場合があります。

たとえば「発酵:40度20分」に設定した場合、すぐに40度まで上がるものもあれば、10分経ってようやく40度まで上がるものもあるでしょう。

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パンが膨らみにくい方は、発酵の前にあらかじめオーブンを40度に予備発酵させておくといいですよ!

コップにお湯を入れ、庫内に置くのもおすすめです。蒸気の力で、庫内を適度に加湿できます

6 ダイエット用の砂糖を使用している

ダイエット

「血糖値が上がりくい」「カロリーオフ」など、健康に気を遣う人に向けたダイエット用の特殊な砂糖は、イーストの栄養源にならずパンが膨らまない場合があります。

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最近よく見かける「ラカント」もそのひとつ。パン作りには控えましょう。米粉のお菓子作りには使っても問題ありませんよ。

ちなみに「えこころの米粉日和」では、一般的な白砂糖ではなく、てんさい糖を使用しています。

てんさい糖は体を冷やしにくく、また善玉菌の栄養源にもなります。せっかく体のことを考えてグルテンフリーをされるのであれば、砂糖も少しでも体にいいものを使いたいですね。

7 計量がズレている

パンは計量が大切です。たった0.5gのわずかなズレで、仕上がりが大きく異なります。

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特にイーストや塩など微量を加える材料は、必ず0.1〜0.5g単位で測れる微量計を使用しましょう。

「膨らまない」を解決して、美味しい米粉パンを楽しもう

米粉パンが膨らまない7つの原因、思い当たるものはありましたか?原因が1つだけではなく、いくつかの要因が重なり合って膨らまない場合もあります。

ポイントをしっかり押さえれば、米粉パンは小麦パンよりも簡単です!ぜひ再チャレンジしてみてくださいね。