「米粉パンが膨らまない」「餅のようになってしまう」とお悩みの方はいませんか?
米粉パン・お菓子作りの失敗を防ぐには、「吸水率が低い米粉」を選ぶ必要があります。
この記事では、米粉の「吸水率」の見極め方や、パン・お菓子作りおすすめの米粉もご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね!
米粉の吸水率とは?
米粉に水を加えると、とろみがつきます。米粉が水を吸うため、起こる現状です。
米粉が水を吸う程度を「吸水率」と言います。水を多く吸う米粉は「吸水率が高く」、あまり水を吸わない米粉は、「吸水率が低い」です。
「吸水率」は米粉の製粉の仕方(粒の細かさや均一さ)で異なり、メーカーや使っている機械等で異なります。
米粉の吸水率をチェックしてみよう!
お手持ちの米粉は、「吸水率が高い」でしょうか?「吸水率が低い」でしょうか?
米粉10gに、同量の水を足して「吸水率」をチェックしてみましょう
←①吸水率の高い米粉
水をたくさん吸うのでどろっと固まります
←②吸水率の低い米粉
水をあまり吸わないので、サラサラします
お手持ちの米粉はどちらのタイプでしたか?
パンやお菓子作りには、吸水率の低い米粉がおすすめ!
「吸水率の高い米粉」は、水を満遍なく吸うため、お料理のとろみづけ(ホワイトソース、揚げ物の衣)や和菓子などに使うと便利です。ダマになりにくく、尚且つ和菓子はもちもちとした食感が楽しめます。
「吸水率の低い米粉」は、水をあまり吸わないため、餅のように重くなりにくく、軽い食感のパンやお菓子に仕上がります。使う目的に合わせて、米粉を使い分けましょう。
パンやお菓子作りにおすすめ!失敗しにくい米粉4選
米粉でパンやお菓子を作りたい場合、「吸水率が低い」米粉を選ぶとふんわりと仕上がります。
ここからは、私がよく使う「吸水率の低い米粉」をご紹介します。
熊本製粉 パン用ミズホチカラ
アミロースが多いため膨らみやすく、食パン作りにおすすめです!小袋タイプもあるので、初めて米粉パン作りにチャレンジしたい方や、少しずつ使ってみたい方は手に取りやすいですね。
富澤商店 ミズホチカラ
たっぷり2.5kg入っているので、たくさん作りたい方へおすすめです。
共立食品 米の粉
きめ細かく、口どけがいい。パン作りはもちろん、シフォンケーキなどのお菓子づくりにおすすめです。
D’sTs×えこころ米粉
この度、D’sTs販売会社さんとコラボし、製菓用の米粉を監修させていただきました!「えこころ米粉」を使ったお菓子レシピもご用意ありますので、ぜひチェックしてくださいね。
ちょっと気をつけて!「パン用米粉」でも吸水率が違う?
注意が必要なのが、パッケージに書かれている商品名です!
【注意】パン用と記載されていても、「吸水率の高い」米粉があります
上の写真は、どちらもパン用ミズホチカラです。
ただし、左の方がとろみが強く、右の方がサラサラなのがお分かりですか?
メーカーによって吸水率は微妙に変わるため、失敗しないためにはレシピと同じメーカーの米粉を使いましょう。
吸水率の高い米粉を買ってしまったら?
もしわからず、パンやお菓子作りように吸水率が高い米粉を買ってしまったらどうしたらいいでしょう?
吸水率の高い米粉は、お料理のとろみづけにとても便利。小麦粉よりもダマになりにくいため、ホワイトソースなど簡単に作れます。
もっちりした食感を出せるため、もちもちのパンケーキやドーナツなどのお菓子作りに使ってもいいですよ!
▼吸水率の高い米粉の一例▼
パンやお菓子作りには、吸水率が低い米粉を使おう!
米粉は粒の細かさや均一さによって、吸水率が変わります。吸水率が変わると、レシピ通りの米粉を使っても生地の硬さが大きく変わってしまいます。
「えこころの米粉日和」では、吸水率の低い「熊本製粉 パン用ミズホチカラ」「共立食品 米の粉」「富澤商店 ミズホチカラ」を主に使用しています。
まずはレシピと同じ米粉を使用し、米粉パンやお菓子作りの失敗を防いでくださいね。
>>米粉をゲットしたら、まずは基本の米粉食パン